切れ痔を予防するための基本的な3つの対策

食物繊維は体質にあった摂り方が大切の記事でも書きましたが、私はコロコロ便だったり硬い便が多く、少し飲みすぎたり食べすぎたりするとお腹を下してしまう体質です。

便秘の分類としては痙攣性便秘といって、本来なら大腸は収縮と膨張を一定のリズムで繰り返して便を肛門へ押し出していきますが、不規則に痙攣をするために細切れのコロコロ便になったり便が滞留することで硬い便になるタイプです。

私の場合は硬い便が続くとしばしば、切れ痔になってしまいます。切れ痔が治りきる前に下痢してしまうと傷口を悪化させてしまう原因となります。ですから、肛門を健康な状態に保つためにはいかに良い便を出し続けるかがポイントになります。

切れ痔(裂肛)ってどんな病気?

img-koumon

便が最終的に出てくる肛門は皮膚の一部です。一方直腸は、大腸の一部で粘膜に覆われているので肛門と直腸と間には境目があります。この境目を、歯のかみ合わせのようにギザギザになっている形状から歯状線といいます。

切れ痔(裂肛)は、歯状線より肛門側のどこかが硬い便や勢いよく出た下痢状の便によって裂けてしまう病気です。肛門の端から歯状線までは2~4cmぐらいありますが、この部分は知覚神経が通っているので裂ける瞬間にピキッと痛みが走ります。

傷の深さにもよりますが、出血量はトイレットペーパーに付着する程度であまり多くない反面痛みが強いという特徴があります。便器が真っ赤になるほどの出血があり、痛みがない場合はいぼ痔(痔核)が破けた可能性があります。

切れ痔であってもいぼ痔であっても予防するためには、適度な軟らかさでいきまずにスムーズに出すことができる良い状態の便を継続することが大切です。排便のペースは人それぞれなので、2・3日おきであってもその人にとって出しやすい便であれば、必ずしも毎日出す必要はありません。

良い便を出し切れ痔を予防するためには

便は、古くなり剥がれ落ちた粘膜細胞や腸内細菌の死骸、腸内で消化できない食物繊維などからできています。また、便は腸内を移動していくときに水分を吸収されるので、移動するスピードで硬さが変わってきます。(スピードが速すぎると下痢、遅すぎると硬い便になります)

従って、便を作る材料である乳酸菌や食物繊維、便の質に関係する腸の働きや乳酸菌が良い便を作るためにポイントとなります。

良い便を出す3つのポイント

  1. 乳酸菌の継続的な摂取
  2. 食物繊維のバランスと適度な摂取
  3. ストレスの軽減(腸のぜん動運動と関係)

1.乳酸菌の継続的な摂取

腸内に住み着いている悪玉菌は、主にタンパク質をえさとして有害物質や腐敗物質を作り出します。これらの物質は、便が長時間腸にとどまると腸の粘膜を傷つける原因となります。(便秘が大腸癌の原因となるのはこのためです)

人によっては、有害物質や腐敗物質を排出しようと腸が判断することによって下痢を引き起こす場合があります。抗生物質を飲んだときに下痢するのは、病気の原因となる細菌だけでなく善玉菌も抗生物質によって死滅してしまい悪玉菌が相対的に増えてしまうためです。

ストップ!安易な抗生物質の乱用【腸内環境とアレルギーへの影響】

乳酸菌を継続的に摂取することで常に善玉菌が優位な環境を保てば、便通も良い状態に保つことができます。善玉菌はデリケートなため日々のストレスや疲れなどのちょっとしたことで減少するので、善玉菌のえさとなる乳酸菌は継続して摂取することが大切です。

2.食物繊維のバランスと適度な摂取

食物繊維は水溶性と不溶性の2種類があり、これらを体質に合わせて摂取するのがポイントになります。食物繊維の違いを簡単に説明すると水溶性は便を適度な軟らかさに保ち、不溶性は便の量を増やして腸を刺激し排便を促す働きがあります。

食べ過ぎると逆効果?食物繊維は体質にあった摂り方が大切

■腸の動きが鈍いタイプ(頑固な便秘で便秘薬に頼っている人に多い)

→腸を刺激する不溶性食物繊維と便を軟らかくする水溶性食物繊維をバランスよく摂ります。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の理想的な割合は概ね2:1といわれています。普段の食事は不溶性食物繊維に偏りがちになるので、水溶性食物繊維が多いこんにゃくや海藻類を意識的に摂るようにしましょう。

■腸の動きが過敏なタイプ(管理人もこのタイプです)

→ちょっとした刺激で腸が痙攣したり働きすぎたりするので、腸を刺激する不溶性食物繊維は控えめにします。その代わりに便を軟らかくする水溶性食物繊維を意識的に摂るようにします。また、過敏な腸の動きはストレスと密接に関係しているので次に紹介するストレスの軽減も大切です。

ストレスの軽減

将来の目標や人間関係、恋愛のこと、経済面のことなどストレスの原因となることは程度の差はあれ多くの人が抱えています。また、これらのストレスに対するとらえ方も人それぞれですが、これらの原因を根本から無くすことは不可能といっても過言ではないと思います。

腸は第二の脳とも呼ばれていて、精神を安定させるために欠かせないセロトニンという神経伝達物質のほとんどは腸で作られています。神経も複雑に張り巡らされていて心の乱れの影響を受けやすい臓器です。

腸の動きが過敏なタイプの人は、ストレスによって交感神経が優位になって腸が痙攣したり働きすぎたりしやすいので便通が乱れてしまうのです。

当ブログでも何度か紹介していますが、心を落ち着かせるためにすぐに取り組める対策法としては腹式呼吸がおすすめです。詳細は下記の記事からご覧ください。

過敏な胃腸を落ち着かせるために実践している呼吸法

緊張による下痢にお勧めの呼吸法

まとめ

良い便を出しておしりへの負担を軽くするためには、乳酸菌、食物繊維、ストレスの3つのポイントを総合的に取り組むことが大切です。

できることから取り組むことはもちろん大切ですが、3つのポイントが上手く組み合わさらないと効果をなかなか実感できないかもしれません。

乳酸菌や食物繊維は、自分に合ったサプリを見つけて賢く摂るという方法もおすすめです。

管理人おすすめの乳酸菌サプリと選ぶポイント

続けて飲めば効果を実感できると考える乳酸菌サプリを比較厳選して紹介。

乳酸菌だけでなく食物繊維やオリゴ糖も配合されたサプリがおすすめです。乳酸菌サプリを選ぶポイントも解説しています。

このページの先頭へ