腸が弱いから強くしたい!【実は胃に問題があるかも】

胃と腸の密接な関係

いつもよりちょっと食べ過ぎたり、冷たい飲み物や食べ物を飲んだり食べたりするとすぐに下痢をしてしまうという体質の人は(私もそうですが)腸の働きが弱いと考えがちですが、実は胃に問題がある場合もあります。

食べた物がしっかりと消化されずに胃を通過すると、小腸や大腸で消化しきれなくなり消化不良の下痢になってしまいます。

胃では、ペプシンという消化酵素が分泌されて主にタンパク質が分解されます。また、胃は大きく膨らんで食べ物をため込むと同時に、ぜんどう運動によって消化物をもみほぐしながらどろどろのかゆ状にします。

ですから、消化の第1ステップともいえるこの段階で(正確には食べ物を口で噛み砕く段階でも唾液である程度消化されます)食べた物がしっかりと消化されることが最終的に良い便を出すために大切です。

では、胃で食べ物が十分に消化されない原因はどこにあるのでしょうか。

胃で消化不良を起こす原因と対策

  1. 胃の運動機能の低下
  2. 胃の炎症
  3. 消化液の分泌が不十分

胃の運動機能の低下

上でも説明したように食べ物が胃の中に入ってくると、空腹時は小さくなっている胃が大きく広がります。そして広がった胃に食べ物を溜めこみながら、消化液と混ぜ合わせかゆ状にして腸へと送り込みます。

このような、胃が広がったり、ぜんどう運動によって食べ物を撹拌し腸へ送り出したりする運動機能が低下すると、胃もたれやお腹のハリ、すぐに満腹感を感じるなどの症状があらわれます。

胃が十分に広がらないため、消化できるキャパシティをすぐに越えてしまい消化不良をおこしてしまうのです。

機能性ディスペプシア
胃の壁に炎症や潰瘍がなく胃カメラなどで検査しても特に異常がみられないにもかかわらず、胃もたれやみぞおちの圧迫感、膨満感などの不快感が長期間続く症状を機能性ディスペプシアと診断される。大腸で同様の症状があらわれるIBS(過敏性腸症候群)と合わせて機能性消化管障害の代表的な症状。

機能性ディスペプシアには、胃の壁を胃カメラなどで確認し異常がないということが分かれば、六君子湯という漢方薬が処方されることがあるようです。

私も、胃もたれに悩まされた時期があり六君子湯を飲んでいた期間がありますが、お腹が良く減って調子が良くなったと記憶しています。

胃の炎症

急性的な胃炎であれば、飲みすぎや食べ過ぎ、飲酒などが原因であることが多いのでいわゆる胃薬を飲めば2~3日で痛みは治まることが多いです。

しかし、慢性的な胃炎であればやはりピロリ菌の感染による炎症が疑われます。ピロリ菌に感染すると粘膜が常に炎症を起こした状態になり萎縮性胃炎を起こします。長い年月をかけてやがて胃潰瘍や胃がんへと進行していきます。

抗生物質の服用によりかなりの確率で除菌できるので、胃カメラやバリウム検査で異常がみられた場合は早めに治療を行いましょう。血液検査でペプシノゲンという値を検査することで胃炎の状態を調べることもできます。体への負担が少ない検査なので血液検査をする機会があったら追加で行っても良いでしょう。

ペプシノゲン
タンパク質を分解する酵素であるペプシンの前駆体となる物質。胃が委縮するとペプシノゲンの値が小さくなるため萎縮の度合いを調べることができる。

消化液の分泌が不十分

胃の消化液は食べたものをどろどろに溶かし化学的に分解すると同時に強力な殺菌作用もあります。ピロリ菌などの例外もありますが、ある程度の個数のウイルスや細菌なら胃の消化液によって死滅してしまいます。

しかし、何らかの理由で消化液に分泌が少なくなるとウイルスや細菌の殺菌が十分に行われず、感染するリスクが高まります。また、食べ物の消化が不十分になるため胃の運動機能の低下と同様に消化不良による下痢になってしまいます。

梅干しやレモンなどのクエン酸を含む食べ物は胃酸の分泌を促す働きがあります。また、プロテアーゼなどのタンパク質消化酵素が配合された消化剤で消化を助ける方法も有効です。

薬による治療もあるので、胃もたれや膨満感が長期間続く場合は消化器専門の病院を受診しましょう。

まとめ

乳酸菌の摂取は腸内環境を整え腸を強くするために効果的ですが、胃での消化が不十分だと腸への負担が上がってしまいせっかくの乳酸菌の効果が薄れてしまいます。

胃の運動機能低下や胃酸過小、胃炎などはいずれも病院での治療が必要な症状です。どんな病気でもいえることですが特に胃は回復力が高いので早く治療を始めれば完治するまでが早いです。心当たりがあるなら悩むより早めの受診をお勧めします。

胃に機能的な問題がなければ乳酸菌で腸活を!

胃に機能的な問題がないのであれば、腸が弱い原因は腸内フローラが崩れている可能性が高いでしょう。腸内フローラとは、善玉菌や悪玉菌などの腸内細菌が住み着いている割合を指します。

腸内には膨大な数の細菌が住み着いていて、この細菌バランス(腸内フローラ)が腸の働きを支配しているといっても過言ではありません。

ですから、健康的な腸内フローラを保つためには継続的な乳酸菌摂取が基本です。そこで、続けて飲むのにお勧めな乳酸菌サプリの選び方とお勧めサプリを紹介します。

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