腸に穴が開く!?リーキーガット症候群の概要

リーキーガット症候群ってなに?どんな対策があるのか?

「リーキーガット症候群」あまり聞きなれない言葉ですが、最近増えている症状とのことです。簡単に言うと腸の粘膜細胞に穴が開いて、栄養だけでなく有害物質までだだ洩れの状態で吸収されている症状です。

リーク(Leak)の漏れるという意味とガット(gut)の消化管という意味を組み合わせてリーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)と呼ばれているようです。

腸の壁は栄養を吸収する入口になるため、吸収されてはならない物質をフィルタリングする役目もあります。食物に含まれているタンパク質や炭水化物、脂質などの栄養は、本来消化酵素の働きで細かく分解されることで腸の粘膜細胞を通過することできます。

悪玉菌が出す有害物質や人工的な化学物質などの腸内で分解できない物質は、腸の粘膜細胞を通過できないため速やかに便として排出されれば大きな問題にはなりません。

ところが、腸の粘膜細胞が炎症によって傷つき穴が開いてしまうと、細かく分解されていない栄養素や有害物質などが血管に吸収されて体が異物とみなしアレルギーや体の不調の原因となってしまうのです。

■リーキーガット症候群を引き起こす主な原因と対策

  1. 悪玉菌が優位となる食生活
  2. アルコールやカフェインの摂り過ぎ
  3. アレルギー原因物質の摂り過ぎ
  4. 植物性油脂の摂り過ぎ

1.悪玉菌が優位となる食生活

悪玉菌は、タンパク質などを原料としてアンモニアや硫化水素、インドールやスカトールといった有害物質を作り出します。このような有害物質が腸内に留まると腸の粘膜細胞を傷つけてしまいます

悪玉菌が優位な腸内環境は往々にして便秘を引き起こします。便秘によってさらに有害物質が腸に留まる時間が長くなると腸の粘膜細胞を傷つけるリスクも高まります。

善玉菌が作り出す乳酸や酢酸は善玉菌が住みつきにくい腸内環境を作り出します。従って悪玉菌の勢いを弱めるためには善玉菌を増やせばよいのです。

善玉菌を増やすためには当ブログでも何度か記事にしていますが、乳酸菌と食物繊維を継続的に摂取することです。乳酸菌を単独で摂取して腸へと届けるよりも、乳酸菌と合わせてすでに住みついている善玉菌のえさとなる食物繊維を一緒に摂取するほうがより効果的です。

2.アルコールやカフェインの摂り過ぎ

アルコールは悪玉菌のえさとなるため悪玉菌の増殖を促す原因になります。しかし、そのことよりも問題なのはアルコールが直接粘膜を刺激するということです。

アルコールの分子は粘膜の隙間より小さいため、粘膜のバリアーを容易にすり抜けてしまいます。その際に粘膜細胞を刺激して炎症を引き起こす原因となります。

特にすきっ腹でアルコールを飲むと直接粘膜にアルコールが触れるため胃や腸を荒らしてしまうだけでなく、急激に血中のアルコール濃度が高まります。日本人は先天的にアルコールを分解する酵素が少ないので、いわゆる「悪酔い」をしてしまうのです。

コーヒーに含まれるカフェインも同様に粘膜を直接刺激します。また、胃酸の分泌を促す作用もあるのでもともと胃が荒れている人は過度な胃酸によって潰瘍の原因となります。

健康診断でもよく言われることだと思いますがアルコールについては、つまみを食べながらゆっくりと飲むことと休肝日を設けることが大切でしょう。すでにアレルギー症状がひどい場合は、一定期間アルコールを絶って体調の変化を観察してみても良いかもしれません。

3.アレルギー原因物質の摂り過ぎ

加工食品にはアレルギーを起こしやすい食品の表示義務があります。特定原材料として指定されているのが乳、卵、小麦、そば、落花生、えび、かにの7品目です。その他にも特定原材料に準ずるものとして大豆など20品目があります。

この中で特に食べる機会が多いのが小麦です。パン、うどん、パスタなどの原料でありこれらは米に代わる主食にもなります。また、お菓子などにも幅広く使われています。

実は小麦にはグルテンと呼ばれる小麦特有のたんぱく質が含まれています。このグルテンにアレルギーを持っている人も少なくなく、慢性的な頭痛や消化不良などは実はグルテンによるアレルギーが原因の場合があるのです。

明確なアレルギーがなくても、ある一定量を超えると不調が現れる場合もあります。さらにグルテンは腸管に炎症を引き起こす場合もあり、炎症によって腸の粘膜細胞が傷つく原因になります。

小麦のアレルギーは気付きにく体調不良の原因が実は小麦であったという事例もあるようです。特に菓子パンをよく食べる人は次にあげる植物性油脂の摂り過ぎにも該当する可能性が高いので、主食ではなく嗜好品としてたまに食べる程度に抑えることをおすすめします。

4.植物性油脂の摂り過ぎ

植物性油脂とアレルギーの意外な関係でもやや詳しく紹介していますが、インスタント食品やスナック菓子、菓子パンなどに使われているショートニングなどを始めとする植物性油脂は、リノール酸という脂肪酸を含んでいて免疫細胞の働きを過剰にしてしまう働きがあります。

免疫が過剰になると、自分で自分を攻撃する炎症性の病気のリスクが高くなります。体のどこの部分にどのような炎症が起きるかはわかりませんが、仮に腸に炎症が起きると粘膜細胞を傷つけてしまいます。

難病に指定されている潰瘍性大腸炎やクローン病なども免疫異常によって腸管に持続的に炎症が起きてしまう病気ですが、植物性油脂の摂り過ぎも原因の一つではないかといわれています。

特に菓子パンの食べ過ぎは、上で挙げた小麦のリスクと植物性油脂のリスクを2重で抱えることになります。菓子パンは、コンビニやスーパーなどで手軽に買うことが出来てしかも美味しいのでついつい口にしてしまいます。

リスクを知ったうえで量をコントロールして食べたいものです。

まとめ

リーキーガット症候群(LGS)という言葉は日本ではまだ馴染みが薄いように感じます。しかし、喘息や花粉症などのアレルギー疾患の患者数はここ10年で増加しているようです。

アルコールやコーヒー、小麦や植物油脂を使った加工食品は近年身の回りにあふれてきており、口にする機会が増えていると思われます。このような食品の摂り過ぎががリーキーガット症候群を引き起こす原因となり、結果としてアレルギー疾患の患者数が年々増加しているとすれば注目すべきことであると考えます。

しかし、これらの食品を全く口にしないというのは現実的には難しいでしょう。まずは、乳酸菌の摂取などで腸内環境を善玉菌が優位な環境に整えながら、上記で挙げたようなリスクのある食品を食べる頻度を減らしていくというのが現実的であると考えます。

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