肥満は腸内環境のせい?乳酸菌のススメ

同じような食事、同じような生活環境、同じような運動習慣にもかかわらず、太ってしまう人と太らない人の個人差はなぜあるのでしょうか。

私には弟がいるのですが、小・中学と同じような食生活をしているのにもかかわらず私は痩せ形、弟は肥満気味と兄弟で両極端な体系でした。もちろん食べる量は全く同じではないですし、学年が違えば運動量が異なるでしょうから同じレベルで比較はできませんが、食生活がほぼ同じであれば体の中に違いがあると考えるのは自然でしょう。

当時はもちろん体の中の違いについて深く考えるわけもなく、ただ体質的な違いとしか思っていませんでした。しかし最近は、腸内環境の違いが体型や病気に与える影響についての研究が進んでおりいろいろな成果が発表されています。

肥満も栄養失調も、原因は腸内細菌?

上の記事はマラウイと呼ばれる発展途上国における事例で、栄養状態が悪いために手足が痩せてお腹が腫れて膨らんでしまう乳幼児の病気(クワシオルコル)に関する調査論文を解説したものです。

クワシオルコルとは
極度のタンパク質不足によって起こる栄養失調の病気。大きく膨らんだお腹が特徴で手足のむくみ、肝臓の腫れ、痩せた毛髪、皮膚炎などの症状があらわれる。

調査は、マラウイの双子のうち片方がクワシオルコルを発症しもう片方が発症しなかった兄妹を対象としています。そして、それぞれの便の腸内細菌叢をマウスに移植し、マウスにタンパク質の多い食事と少ない食事を与えた時の栄養状態を比較しています。

腸内細菌叢(腸内フローラ)とは
腸内に住みついている善玉菌、悪玉菌、日和見菌などの微生物が形成する生態系と微生物群集を腸内細菌叢又は腸内フローラと呼ぶ。

この調査は、同じような貧しい食生活環境にあるにもかかわらず、クワシオルコルを発症する乳幼児と発症しない乳幼児がいるのは腸内細菌叢の違いが関係しているのではないかという想定のもとに行われたものです。

結果は、タンパク質の少ない食事を与えた場合、クワシオルコルを発症した子供の腸内細菌叢を移植したマウスは、発症しなかった子供の腸内細菌叢を移植したマウスと比べて体重が減り栄養失調となりました。

つまり、想定通り貧しい食事でも腸内細菌叢の違いによってクワシオルコルを発症する場合としない場合があることがわかったのです。

肥満も腸内細菌叢が原因!?

小・中学と同じような食習慣であったにもかかわらず、私と弟は痩せ形と肥満気味というように体型の違いがあったのは、腸内細菌叢の違いが原因の一つであったと考えられます。

マラウイの事例は貧しい食事に伴う栄養失調でしたが、食べ過ぎに伴う肥満であっても同様に腸内細菌叢が関係していると考えられています。

ただし、具体的にどのような腸内細菌叢であれば太りやすいのかはまだはっきりとわかっていません。しかし、太りやすい腸内細菌叢であっても食事量をしっかりと管理すれば適正な体重を維持することは可能であることは周知のとおりでしょう。

マラウイの事例でも、クワシオルコルを発症した子供の腸内細菌叢を移植したマウスにタンパク質の多い食事を与えると、体重減少がみられなかったという結果が出ていることから食事の管理が重要であることは明らかです。

しかし、タンパク質の少ない貧しい食事に戻すと再び体重が減少することから、例え太りやすい体質であっても適正体重を維持するためには食事量の管理を継続することが大切です。それが容易に出来れば苦労しないのですが・・・。

まとめ

以上の話をまとめると

  • 体質的な痩せやすさ、太りやすさの違いは腸内細菌叢の違いと関係がある。
  • どんな腸内細菌叢であっても食事を管理することで適正な体重を保つことができる。
  • 太りにくい体質の具体的な腸内細菌叢ははっきりとわかっていない。

乳酸菌を積極的に摂取することで善玉菌が優位な腸内環境を保つことは可能ですが、太りにくい腸内細菌叢を得ることができるかは分かりません。

しかし、善玉菌が優位な腸内環境になると下痢・便秘の改善、免疫力の向上、肌荒れの改善などの効果が期待できます。太りにくい体質に直接的には繋がらないかもしれませんが、特に便秘の改善はぽっこりお腹の解消に十分期待できるでしょう。

乳酸菌を継続して摂取すれば、劇的な変化は難しいでしょうが徐々に体質の変化を実感できるかもしれません。

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