あなたの便の状態は?【硬さや形、色の早見表】

トイレの度に便の状態をマジマジと観察する人は多くはないでしょう。ある時偶然便を見た時に「いつもと色や形が違う」と感じた時はすでに腸内環境が悪化していたり、場合によっては腸の病気が進行していることも少なくありません。

そこで便の硬さや形、色などの状態とその原因について解説するので、普段から自分の便を観察する際の参考にして下さい。

便の硬さと形を判別するポイント

■コロコロ便

棒状の形を保っておらずウサギの便のようにコロコロした便です。腸内に長時間留まったため水分が吸収されて便自体は非常に硬く、コロコロした一つ一つの便が大きいと排便時に肛門が裂ける(切れ痔)ことが多いです。

便を押し出す腸の蠕動運動が不規則だったり、不十分なために便意を感じにくいことが多く、結果として排便間隔が長くなり便の水分量が少なくなります。また、腸内で腐敗が進むため匂いもきつくなります。

■ひび割れの多い棒状の便

棒状の形を保っている便ですが、表面がひび割れていてやや硬い便です。コロコロ便ほどカチカチの硬さではないですが、排便時はいきまないと出ないので肛門が裂けたり、いきむことで肛門の内部がうっ血するいぼ痔の原因になります。

硬い便は腸の蠕動運動の問題に加えて、食物繊維が少ないまたは食事の量自体が少ないために便の量が少ないという問題が組み合わさることが多いので、両方の対策が必要になります。

■粘土のように表面が滑らかで棒状の便

理想的な便の状態です。便に含まれる水分量が多すぎず少なすぎないため、いきむことなくスルッと排便することができます。

このような便が毎日続くということは、過度なストレスがなく(腸のぜんどう運動はストレスの影響を受けやすい)食物繊維の量も十分で食事のバランスが理想的であるということがいえます。

■泥状の便

切れはしのような形の便で水分が多く半固形の便です。腸で十分に水分が吸収される前に排便されたことが原因で、食べ過ぎや飲み過ぎで消化不良を起こすとこのような便になることが多いです。

飲み会などの次の日などたまにこのような便になるのは、あまり心配する必要はないと思われますしが、長期間続く場合は胃腸にも負担がかかりますし、別の病気が潜んでいる場合もあるので一度胃腸科を受診したほうが良いでしょう。

■液体状の便

固形物を含まない水様便で、泥状の便と同様に消化不良で起こる場合もありますが食中毒の可能性も出てきます。発熱や吐き気を伴う場合はすぐに胃腸科を受診しましょう。

勢いよくで出るので切れ痔を伴う場合がしばしばあります。とはいえ大腸からの出血と判断が付かない場合もあるので素人判断はせずに念のために専門医に相談しておくことをお薦めします。

便の色を判別するポイント

便の色の大元をたどると血液の色の元であるヘモグロビンが関係しています。古くなったヘモグロビンはビリルビンという物質に変化して肝臓で処理されます。

肝臓で処理されたビリルビンは、腸へと送られて最終的にステルコビリンという物質になります。これが便の色である茶色の元になっています。

ですから、肝臓や胆管に問題があるとビリルビンが処理されずに血液中に漏れだすため便に色が付かず灰色の便になります。

【血液検査の項目】ビリルビンが上昇するとどうなる?
ビリルビンは肝機能や胆管機能を調べるための血液検査項目です。この数値が上昇しているということは肝機能や胆管機能が低下していることを示しており、白目や肌が黄色くなる黄疸の症状があらわれます。
肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれ、症状があらわれたら手遅れになる場合もあります。アルコールやウィルスなど色々な原因が考えられるので早めに専門医を受診しましょう。

また、肛門や大腸から出血があると赤い便に食道や胃で出血があると血液が消化液などで分解された黒い便になります。

上記の便の硬さと形を判別するポイントでは便が腸に留まる時間と硬さについて触れましたが、便が腸に留まる時間は色にも関係します。腸に長く留まるとこげ茶色に、短くなると黄土色から茶色になります。

単純に短ければよいということではなく、硬さや形、色を総合的に判断する必要があります。

理想的な便の硬さや形、色を目指すためには

腸の蠕動運動は腸内細菌のバランスと密接な関係があります。悪玉菌はタンパク質を原料に様々な腸にとって有害となる物質を作り出します。

それらの有害物質が腸の蠕動運動を不規則にさせる原因となります。便秘気味であれば便が長く腸に留まっているので悪玉菌が増える原因に、下痢気味であれば善玉菌が排出されるのでやはり悪玉菌が増える原因になります。

ですから乳酸菌を継続的に摂取して常に善玉菌が優位な腸内細菌バランスを保つことが大切です。

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