納豆を食べるとおならが臭くなるのはなぜ?

納豆に含まれる納豆菌は耐熱性・耐酸性に優れる胞子を形成するため、胃酸で納豆菌が死滅してしまっても胞子が生き残り、腸内に到達した後増殖するというユニークな特徴があります。

納豆菌は、もともと腸内に住み着いている善玉菌であるビフィズス菌を増やすプレバイオティクスとして優れた働きをするので、腸内環境の改善に効果的な菌です。

さらに、納豆はもともと栄養価の高い大豆を発酵させた食品ですのでたんぱく質やビタミン類も豊富に含まれています。

ところが、腸内環境の改善に有用な納豆ですが、食べるとおならが臭くなってしまう人もいます。それは、畑の肉とも表現される大豆の豊富なたんぱく質が原因である可能性があるためです。

納豆の栄養価

納豆は、発酵によってもとの大豆よりさらに栄養価が高くなっています。納豆菌による発酵の過程でビタミン類が作り出されるためです。

※1パック(45g)当り

栄養素 含有量 備考
たんぱく質 7.5g 牛ヒレ肉約40g相当
1.3mg 日必要量の約20%
ビタミンB2 0.16mg 日必要量の約16%
カリウム 320mg 日必要量の約16%

日本人の食事摂取基準によるとたんぱく質の1日当たりの平均的な必要量は成人男性で50g、成人女性で40gです。肉や魚を普通に食べていれば不足することは少ないと考えられます。

納豆を1パック食べるだけで牛ヒレ肉40gに相当する7.5gのたんぱく質が摂れるので、腸内環境を整える食材としてだけでなく必要量を満足するたんぱく源としても優れた食品といえるでしょう。

筋トレをしている人たちは平均的な必要量よりも多いたんぱく質が必要になるので、カロリーを抑えながらたんぱく質を効率的に摂れる納豆を食事に取り入れている人もいます。(1度に2パックまたは3パック食べる人もいるようです)

その他の栄養素としては、肌や髪の再生に欠かせないビタミンB2や貧血予防に欠かせない鉄、塩分の排出に関係するカリウムなどが効率的に摂取できます。

たんぱく質がなぜおならを臭くする?

腸内では、便通を整えたり免疫力を正常化する善玉菌と有害物質や腐敗物質を作り出す悪玉菌が常に勢力争いを行っています。善玉菌が優勢になると腸内環境を良好な状態を保つことができますが、悪玉菌が優勢になると腸内環境は悪化します。

腸内細菌の種類と働き

悪玉菌は、たんぱく質を主なえさとして有害物質や腐敗物質を作り出します。代表的な悪玉菌としては大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌などが腸内に存在していて、たんぱく質に含まれている窒素や硫黄をもとに便のにおい成分であるインドールやスカトール、アンモニアや硫化水素などを作り出すのです。

たんぱく質の多い食事を続けると悪玉菌のえさが増えるので、悪玉菌が増殖して悪玉菌が優勢な腸内環境になります。悪玉菌が優勢になるとたんぱく質をどんどん分解して臭いおならの原因物質を作り出してしまうのです。

結局納豆は食べるべきか?

納豆菌は、本来人の腸内に存在している細菌ではないので人によっては腸内環境の改善に効果が期待できない場合があります。一方で高たんぱくな食品なので、肉や魚などでたんぱく質を十分に摂取している人が納豆を食べるとたんぱく質が過剰になっている可能性があります。

納豆は、栄養価の高い食品であることは間違いないので継続して食べるのが望ましい食品と考えます。肉や魚をよく食べるという人はこれらの量を少し減らすとともに食物繊維を摂る量を増やすことをおすすめします。

また、乳酸菌を継続して摂取することで善玉菌を増やせば相対的に悪玉菌の増殖を抑えることができます。善玉菌が増えれば納豆菌による腸内環境の改善効果も高まる可能性があります。

腸内環境を改善するおすすめ発酵食品はコレ

まとめ

納豆は、栄養価が高い割にはスーパーで手軽に安価で買える優れた食品なので毎日の食事に取り入れたい食品です。しかし、高たんぱくなため知らず知らずのうちにたんぱく質が過剰になり悪玉菌が増える原因(臭いおならの原因)になっている可能性があります。

そこで納豆を上手に食べるポイントを下記のようにまとめてみました。参考にしてください。

栄養価の高い納豆を上手に食べるポイント

  • 納豆は高たんぱくな食材。
  • たんぱく質は悪玉菌の大好物で臭いおならの原因物質を作る。
  • 1日の食事におけるたんぱく質の総摂取量を調整する。
  • 食物繊維と乳酸菌を摂取して善玉菌を増やす(悪玉菌を減らす)。

納豆を食べるなら乳酸菌とセットで!

納豆は、高タンパクな食品であることに間違いはありませんが、もともと悪玉菌が多い腸内環境の方が納豆を食べるとよりおならが臭くなりやすくなります。

納豆菌は腸内環境を整える働きがありますが、乳酸菌とあわせて摂るとより納豆菌の働きが高まり善玉菌が増えることが期待できます。

そこで数ある乳酸菌サプリの中から独自の視点で選んだお勧め乳酸菌サプリを紹介します。

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