過敏な胃腸を落ち着かせるために実践している呼吸法

ストレスと胃腸の働きとの関係

普段生活を送っている中で、胃腸の働きを自分の意志で調節することはできません。例えば、繊維質で消化に時間がかかるものを食べたから胃の働きを一時的に活発にさせようということを自分の意志で行うことはできないのです。

なぜなら胃腸の働きは、交感神経と副交感神経の2つの自律神経のバランスによって24時間自動で制御されているためです。

■交感神経とは

体が活動状態になった時に優位に働く自律神経です。仕事を抱え過ぎてさばききるか不安になった時や人前で話す前の緊張状態のときは交感神経が活発に働いています。この状態になると胃腸の働きや消化液の分泌は低下するため食欲も低下した状態になります。

■副交感神経とは

交感神経とは逆に体がリラックスした状態の時に優位に働く自律神経です。例えばマッサージを受けたり入浴などによって心も体も安心した状態になると交感神経が活発に働き全身の血流が良くなります。胃腸の働きも活発になり食欲も増進します。

物事に集中するときは交感神経が優位に、リラックスして体を休養させるときは副交感神経が優位にというようにこの2つの自立神経はバランスが大切です。

しかし、自分の許容を超えるストレスを受け続けると交感神経が常に優位な状態になってこの2つの自律神経のバランスが崩れてしまいます

このような状態になると、腸が痙攣して普段から便秘気味になったりちょっとしたストレスで胃腸が過敏に反応して下痢を引き起こしたりします。

過敏性腸症候群(IBS)の最近の治療方針

腸内に炎症や潰瘍などは確認できないのに、上記のように下痢や便秘を繰り返す症状が長期間続く場合は過敏性腸症候群(IBS)が疑われます。

下痢を繰り返すことで腸内細菌まで体の外に排出されてしまうので乳酸菌を積極的に摂取することはもちろん大切ですが、根本的な原因である自律神経の乱れを治療しなければ症状は改善されません

腸内で作られる神経伝達物質にセロトニンという物質があります。幸せホルモンとかハッピーホルモンとも呼ばれていて、このセロトニンが腸から脳へと運ばれると幸福感や満足感を感じるのです。

ところが、最近の研究でセロトニンが腸内で過剰に分泌されると腸のぜんどう運動が活発になりすぎて下痢や便秘を引き起こしていることが分かってきています。

そこで、セロトニンの作用を抑える(正確にはセロトニンとセロトニン受容体が結合するのを阻害する)ことでIBSを治療する薬が開発されています。

IBSネット

一番良いのは、交感神経が優位になり過ぎるようなストレスそのものを無くすことですが、実際には根本的に取り除くことは難しいでしょう。ですが、昼間にストレスを感じても、夜十分にリラックスできて休養を取ることが出来たらその日のストレスをリセットすることができます。

そこで、私も取り組んでいる心と胃腸を落ち着かせる呼吸法について紹介します。

ストレスを軽減する呼吸法

呼吸法といっても特別な呼吸をするのではなくよく知られている腹式呼吸です。もしパートナーや子供と一緒に生活しているならその人が寝ているときのお腹の動きと呼吸を観察してみて下さい。胸ではなくお腹が膨らんだりへこんだりしているはずです。寝ているときは無意識のうちに腹式呼吸になっていて究極のリラックス状態になっているのです。

しかし、日中特にストレスを受けて交感神経が優位な状態のときは、胸で呼吸をすることで呼吸自体が浅くなっています。基本的に起きている状態では、多くの人が胸で呼吸をしています。睡眠時は無意識に行っている腹式呼吸ですが、かなり意識しないと胸呼吸になってしまうのです。

腹式呼吸は、立った状態、座った状態、寝そべった状態でももちろんできますが、最初は寝そべった状態がやりやすいでしょう。仰向けに寝転び膝を90度ぐらいに曲げて立てた状態でリラックスします。

目を閉じて、お腹を絞り込むような感じでお腹をへこませて、肺の空気をお腹の方から押し出すイメージで息をゆっくり吐きます。息をゆっくりと吐ききると自然と肺に空気が入ってきます。

息を吸いこむときは、吐くときとは逆にお腹を膨らませるようにイメージするとたくさん空気が入ってきます。また、息を吐くときは口から息を吸い込むときは鼻から行います。

普段は眠りに入ると腹式呼吸に自然となりますが、腹式呼吸を意識的に行うことで眠りに近いリラックスした状態をつくるのが目的です。実際に眠ってしまうこともありますが。

腹式呼吸のやり方に慣れてきたら座った状態や立った状態でも挑戦してみましょう。仕事中などにストレスを感じて呼吸が浅くなったと感じた時に腹式呼吸を行うと少しは緊張がほぐれるかもしれません。

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